徳島県の住宅ローン事情 諸経費 ⑥金融機関事務手数料
2024/10/31
住宅ローンを利用する際、「金融機関事務手数料」という費用が発生します。これは、銀行や金融機関が住宅ローンの審査・契約手続き、融資実行のための事務作業にかかるコストを賄うための手数料です。金融機関事務手数料は一度支払えば良いもので、ローンの契約時に一括で支払われるのが一般的です。
金融機関事務手数料の特徴
- 費用の金額
手数料の金額は金融機関やローンの種類によって異なり、一般的に「定額」と「定率（融資金額に対する割合）」の2つの方式があります。- 定額方式：3〜5万円前後の固定料金が設定されていることが多いです。
- 定率方式：融資金額の1〜2％程度が設定される場合が多く、高額の借入れになると手数料も高くなります。
- 返金の有無
多くの場合、金融機関事務手数料はローンが途中で返済された場合でも返金されない「非返金性」です。
事務手数料の支払タイミング
金融機関事務手数料はローン契約の締結時、つまり融資が実行されるタイミングで一度に支払うことがほとんどです。このため、住宅購入時には、頭金や諸費用と合わせてこの手数料も用意しておく必要があります。
金融機関事務手数料の注意点
金融機関によって手数料の額が異なるだけでなく、ローン商品によっても異なるため、同じ住宅ローンでも複数の金融機関を比較検討するのが良いでしょう。また、フラット35などの住宅ローンでは、金融機関事務手数料が比較的高額になることがあるため、借り入れ前に確認することが大切です。
住宅ローンを比較する際には、金利だけでなくこうした事務手数料も含めた総支払額を考慮して、最適な金融機関やローン商品を選ぶのがおすすめです。
