徳島県の土地事情 選ぶ際のポイント・注意点 ⑨災害リスクの確認・過去の災害履歴
2025/03/10
徳島県は自然豊かであり、山と川に囲まれている立地です。
土地を選ぶ際に災害リスクを確認し、過去の災害履歴をチェックすることは非常に重要です。
1. 災害リスクの確認方法
① ハザードマップを確認する
自治体が公開しているハザードマップを確認し、以下のリスクがないか調べましょう。
- 洪水・浸水(川の近く、低地は注意)
- 土砂災害(崖や急斜面に隣接していないか)
- 地震による揺れやすさ(地盤の固さを確認)
- 津波(海沿いの地域では津波の到達範囲をチェック)
自治体の公式サイトや国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」で確認できます。
② 過去の災害履歴を調べる
以下の方法で、過去にその土地でどのような災害があったかを確認しましょう。
- 自治体の防災情報サイト(過去の災害記録が掲載されていることがある)
- 地元の住民に聞く(古くから住んでいる人の話は貴重)
- 新聞・ニュースのアーカイブ検索(地名+「災害」などで検索)
- 国土地理院の「土地条件図」(洪水や地盤の状況が分かる)
2. 過去の災害履歴を確認する際の注意点
① 「昔は問題なかった」→ 今も安全とは限らない
- 気候変動により、近年の災害リスクが高まっている。
- 100年に一度の豪雨など、過去にない規模の災害が発生する可能性がある。
② 「地名」に隠れたヒントがある
- 「水」「沼」「川」「谷」「崩」などの地名がついている土地は、過去に水害や土砂災害があった可能性が高い。
③ 「新しく造成された土地」は注意
- もともと湿地や川だった場所を埋め立てた場合、地盤が弱い可能性がある。
- 液状化現象が起こりやすい地域もあるので注意。
3. その他のチェックポイント
- 地盤の強さ(住宅地盤の強度を調査してくれる業者もある)
- 避難経路の確保(災害時に安全に避難できるか)
- 近くの河川・海の防災対策(堤防の高さや整備状況を確認)
価格や立地だけでなく、「安全性」も重視しましょうm。
※徳島県のハザードマップ参考サイト
「防災 徳島市公式ウェブサイト」
https://maps.pref.tokushima.lg.jp/bousai/
「徳島県立防災センター 市町村防災マップ」
https://www.pref.tokushima.lg.jp/bousai-center/workOn/dangerousPlace/citiesHazardMap/
「平成26年台風12号11号浸水痕跡マップ」